【ラブラドールレトリバー】子犬の餌の量と回数や選び方について
ラブラドールレトリバーの子犬の食事は、離乳食の時期がとても大事です。
子犬の消化器官はまだ未熟なため、一度にたくさんの量を取りすぎると消化不良を起こしてしまいます。
この時期に上手に食事を与えないと生涯胃腸の弱い子になってしまう可能性があります。
ラブラドールの子犬はあっという間に大きくなってしまいますが、それでも子犬は子犬なのでまだまだ未熟です。
今回は子犬の餌の与え方についてお伝えします。
ラブラドールレトリバーの子犬に与える餌の量と回数
生後3週間くらいしたら母犬のミルクから離れ、離乳食を始めていきます。
犬用のミルクに子犬用のフードを少しだけ混ぜたものを1日3回に分けて与えていきます。
1回の量は少なめにして、便の状態を毎回確認しながら少しずつフードの量を増やしていくようにします。
離乳食はだいたい生後6週目に終わるようにしていきます。
生後2ヶ月からは成犬と同じドライフードの食事になります。
まだまだ消化不良を起こしやすい時期ですので、食事は回数を多く少量ずつが基本です。
生後2~5ヶ月くらいまでは、1日の食事回数を4回にまで分けます。
時間帯は朝7時、正午、夕方6時、夜10時ころを目安にすると良いでしょう。
1回の餌の量は、ドライフードの表記をまず参考にします。
その後の量の判断は、ゆるい便が出るようであれば、消化不良を起こしているため、フードの量を少し減らして様子をみます。
逆に固い便が出るのであればフードの量を増やしたり水分を増やしたりします。
生後5ヶ月を過ぎたあたりには、1回分の餌の量を増やして、1日の回数を3回に減らしていきます。
ラブラドールの成長期は1歳くらいまでの間となります。
この時期は一番からだが大きくなっていくので、カロリーや栄養をしっかり摂取する必要があります。
健康な骨と肉体を形成するためにはとても大事な時期なので、しっかりと十分な食事を与えるようにしていきましょう。
ラブラドールの子犬の餌の量が適正でない場合
子犬のうちは消化器官がまだ未熟なため適正な餌の量じゃないと何かしら症状が出ます。
餌の量が多く食べ過ぎた場合は、便が柔らかくなります。
ひどく消化不良を起こしてしまったときには、下痢や嘔吐といった症状が出ることもあります。
肥満はよくありませんが気にしすぎて餌を抑えすぎるのも良くありません。
子犬の時期は痩せすぎていると免疫力が下がり病気になりやすい体になります。
体を触って肋骨が出ているようなら痩せている合図です。
大型犬はどんどん大きく成長していきますので、その時期に見合った量の餌を与えるように注意しましょう。
食べたいだけ食べさせるのは良くないですが、軟便にならないのであれば食べれるだけ量を与えても問題はないでしょう。
子犬の成長期には栄養不足にならないように気をつけることが一番大事です。
食事内容を変えるときは
ペットショップやブリーダーなどから子犬を受け取ることになると思いますが、それまでどんな食事内容だったかをよく確認する必要があります。
急に食事の内容や量や時間が変わってしまうのは子犬の体にとっても悪影響となるからです。
子犬が来たときは、以前の食事内容を真似してやっていくようにします。
フード自体も同じものを使うのが無難です。
フード自体を変えるときは、今までのフードに変えたいフードを少量まぜてその分だけ今までのフードを減らします。
新しいフードの量を徐々に増やして、今までのフードの量を減らしていって、1週間くらいかけてすべてのフードが入れ替わるようにしていきます。
ラブラドールレトリバーの子犬の餌の選び方
子犬に必要な栄養素を計算しながら食事を手作りしていたらとても大変です。
その点ドッグフードはとても便利でお手軽です。
ただし山ほどの種類があるフードの中からいいものを選ぶ基準も持ち合わせていないと子犬の健康管理は出来ません。
ドッグフード選びにおいて、安価で粗悪なものを選ぶのは犬にとって病気の原因になるため、良質な材料を使っているフードを選ぶことがとても重要になってきます。
成長期の子犬にとって良質なたんぱく質はとくに大事な栄養素となります。
また人工添加物を使用しているフードは避けたほうがいいでしょう。
ラブラドールは癌になりやすいので発がん性のリスクがあります。
また皮膚病にもかかりやすいラブラドールにとって穀類はアレルギーを引き起こしやすい材料です。
小麦やとうもろこしを使ったフードは安価で多くありますが、穀類を一切使用していないグレインフリーのものが望ましいです。
ラブラドールレトリバーの子犬の餌をふやかす方法
ドライフードのふやかし方は、熱湯を使わないこと。
熱湯は栄養素を破壊してしまうため、ぬるま湯か常温の水でふやかすようにしましょう。
15~30分くらいフードに水分が吸収されて完全に水がなくなるくらいまで待ちます。
犬はミネラルを必要としておらず、取りすぎると尿路結石になる危険性があるため、ふやかす際にはミネラルウォーターの使用はやめましょう。
餌をふやかすことは胃腸への負担を軽減するため消化不良を起こしにくいのがメリットです。
ずっとふやかしたフードを与えてもいいですが、ドライフードのままで食べさせたいのであれば、時期の目安としては生後3~4ヶ月くらいに徐々に切り替えていけば問題ありません。