ラブラドールレトリバーのしつけの方法

ラブラドールレトリバーのしつけ方のコツについて解説します!

【ラブラドールレトリバー】イングリッシュタイプとアメリカンタイプの違いは?

ラブラドールレトリバーの血統には「イングリッシュタイプ」と「アメリカンタイプ」があるのをご存知ですか?

 

日本では住宅事情などにより小型犬が人気ですが、ラブラドールの原産国であるイギリスや、犬大国のアメリカではトップを飾っています。

ラブラドールは世界中でもっとも愛されている人気犬種になります。

 

ルーツをたどっていけばカナダにあるニューファンドランドにたどり着きますが、血統に関しては大きくイギリスとアメリカの2種類に分かれます。

今回はこの血統の違いを見ていきましょう。

 

 

血統書とは

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最初に「血統書」というものを発行したのがイギリスにある「ケネル・クラブ」という団体になります。

現在日本国内でのほとんどの犬はジャパンケネルクラブ(JKC)」によって血統書が発行されています。

 

「血統」というのは、祖先からの血のつながり、血筋のことを指します。

 

血統書とは、人間でいうところの「戸籍」のようなもので、血統書がある同じ犬種の両親から生まれた子犬に対して発行されるものです。

 

子犬の祖先は全て同じ犬種でなければ、純粋犬種として認められません。

 

ラブラドールレトリバーのスタンダード

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犬種にはそれぞれに理想のスタイルを定めています。

このことを「スタンダード(犬種標準)」と呼んでいます。

 

ラブラドールにはラブラドールの理想的で標準的な姿や形が定められてあり、それら優れた犬質を維持していくために計画的な繁殖が行われる必要があります。

 

そのために血統書が重要であり、過去にさかのぼって数代前までの祖先を知ることができるため交配相手を慎重に選ぶことができます。

 

ジャパンケネルクラブラブラドールレトリバースタンダード

原産地

イギリス

用途

ガン・ドッグ

沿革

ラブラド-ル・レトリーバーの多岐にわたる活躍は広く知られているが、沿革については定かではなくほとんど知られていない。16世紀頃北米大陸沿岸へ出漁した北欧やイギリスの漁船に同乗しカナダのラブラドル半島へ渡った犬の後裔と思われる。
1800年頃、ニューファンランド島からのしお鱈を運ぶ船でイギリスへ送られてきたのが、この犬がヨーロッパへ紹介された最初だといわれている。
ラブラド-ル・レトリーバーは、長い間この厳寒の海辺で海中に流れた網を捜したり、網からこぼれ出た魚を捕らえてそれを運ぶ仕事に従事していた。
1880年までは頑固な性格を有していたが、以後従順な性格となり訓練性能が向上し、運搬犬や警察犬としても使用され、近年は盲導犬として活躍するものも多く、世界中で飼育されるようになった。
レトリーバーとは獲物を回収運搬する犬という意味である。地名が犬種名となった。

一般外貌

力強い体躯構成で、ショート・カプルドで、たいへん活動的である。スカルは幅広く、胸と肋は幅広く深い。腰及び後肢は幅広く、力強い。

習性/性格

気立てが良く、たいへん聡明である。嗅覚は優れており、ソフトマウスで、水をたいへん好む。適応性があり、献身的な伴侶である。理解力があり、鋭敏で、柔順で、人に喜ばれるのを好む。生まれつき優しく、攻撃的でもなければ、過度にシャイでもない。

毛色

全体的にブラックあるいはイエロー、レバー/チョコレートである。イエローは明るいクリーム色からレッド・フォックスまである。胸にある小さなホワイトの斑は許容される。

サイズ

理想体高 牡:56~57cm 牝54~56cm

 

(JKC公式ホームページより)

 

 

 

この他に、頭部、首、ボディ、尾、四肢、被毛、欠陥なども細かく基準が設けられています。

 

 

イングリッシュタイプとアメリカンタイプの違いは

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1903年イギリスのケネル・クラブによって初めて犬種としてのラブラドールレトリバーが公認されました。

 

ラブラドールのルーツにおいては不確かなことが多いのですが、ひとつの犬種として確立されたのがイギリスで、確立されるまでには他のレトリバー種との交雑もありましたが、本来の特徴はさいわい維持されていたようです。

 

それから遅れてアメリカのケネル・クラブにラブラドールが初めて登録されたのが1917年のことになります。

 

「イングリッシュタイプ」と「アメリカンタイプ」のスタンダードの違いを見ていきましょう。

 

イングリッシュタイプ

主にドッグショーなどの品評会で見た目の美しさを競うのに外観を重視したスタンダードとなっています。

イングリッシュタイプはがっしりとした体つきをしていて、胴が短めで被毛が密生しており全体的にしっかりとした外観になっています。

両目の間のくぼみ(ストップ)がおおむねはっきりしていて、ストップから鼻先(マズル)が短く、頭部は横幅が広く、太くて頑丈な首をしているのが特徴です。

 

アメリカンタイプ

主に使役犬や狩猟犬としての能力を重視しているのがアメリカンタイプです。

アメリカンタイプは脚が長く、全体的に細身でしなやかな体格をしていてやや大きめです。

頭部が細くてマズルが長いのが特徴です。

性格的には活動的で神経質な面があり、家庭犬よりも使役犬としての要素が強いようです。

 

アメリカでラブラドールが広く普及したのは1928年にアメリカンケネルクラブが発行した機関紙の特集によるものでした。

それまではまだわずかしかおらず、イギリスとの違いは狩猟犬に求めている能力に差があったことが理由といえます。

その後アメリカでも狩猟犬として能力が広まって、第二次世界大戦後には複数の用途で狩猟犬として普及していきました。

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