【ラブラドールレトリバー】飛びつき癖のある犬のしつけのコツとは!
人間が大好きなラブラドールレトリバー。
少し興奮しやすいのがたまにきずですよね。
嬉しくなると思わず飼い主に飛びついてしまったりすることってありませんか?
飛びつかれた方も何となく愛情表現されたみたいで思わず嬉しくなったりしますが、この行動ほっとくとちょっと危険です。
犬の飛びつき癖をやめさせるしつけのコツを見ていきましょう。
ラブラドールレトリバーが飛びつく理由は
ラブラドールレトリバーが人に飛びつく心理とはいったいどんなものがあるのでしょうか。
飼い主に対して飛びつく場合は、やはり愛情表現のひとつだと考えられます。
かまってもらいたい、飼い主の顔を舐めたいなどの理由があります。
特に飼い主に飛びつく場面として多いのは、家に帰ったときの「お帰り」の瞬間です。
お家でひとり寂しく留守番をして退屈な思いをしているので、飼い主が帰った瞬間に嬉しくてテンションが上がって飛びついてしまいます。
犬が「お帰り」といって飛びつき、飼い主が「ただいま」といって頭を撫でたりする。
それが毎日の日課のようになってしまっている場合は、人に飛びつくということは良いことなんだと犬が認識しています。
散歩中にネコや鳥など他の動物を見て飛びかかる場合は、「好奇心」であったり「狩猟本能」で獲物を捕まえようとしている場合があります。
他の犬に対して飛びかかろうとしている場合は、「ライバル心」から来るものだったり、「恐怖心」から来るものだったりします。
まだ社会性が備わっていない場合に多く、他との触れ合いに経験不足なのだといえます。
ラブラドールレトリバーの飛びつき癖を直すコツ
飛びつき癖を直すためにはしっかりとしたしつけを行わなければなりません。
まずは飼い主に対する飛びつきからやめさせることです。
犬が嬉しくなって飛びついてきても相手にしないこと。
飛びつくことははいけないことだと教えます。
犬の気持ちを受け止めてあげたいのは分かりますが、やはり飛びつくことはやめさせるべきです。
それは犬の気持ちを拒否するということではありません。
それでは具体的に飛びつきをやめさせる方法を見ていきましょう。
ひざを当てる
ラブラドールのような大型犬の場合は、飛びついてくる瞬間にひざをあげて、犬の胸に当たるようにします。
飛びついた犬の方からひざに向かってぶつかってくるように仕向けます。
※犬をひざで蹴り上げるということではないのでご注意ください
犬は顔を見て飛びついてくるため、突然自分のからだに起きた衝撃にびっくりします。
しかも自分から飛びかかってぶつかっているので、飼い主に暴力を振るわれたとは思いません。
これを飛びつくたびにやっていると、次第に飛びつくことはからだに衝撃を受けて不快なことなんだと犬が覚えるようになりやらなくなります。
まだ子犬でからだの小さいうちであれば、飛びつく瞬間に顔の前に手のひらを差し出すようにしましょう。
飛びついた瞬間に鼻の頭にぶつけるようにすると次第にやらなくなります。
前足を持ってバランスを崩す
「お帰り」の瞬間にラブラドールが飛びついてきたらすかさず前足を両手でつかみます。
そのまま前足を高く持ち上げてバランスを崩すようにします。
そうすると犬は後ろ足だけで踏ん張ってなんとか倒れないようにバランスを保とうとします。
犬にとって後ろ足だけで立つということはけっこう大変で疲れることです。
バランスを失って倒れそうになるということは不快なことなので繰り返しやることで飛びつかないようになります。
無視をして相手にしない
ラブラドールがかまってもらいたいと飛びついてきても無視をします。
飛びついて体に乗っかってきたとしても、目も合わさず声をいっさい掛けないようにします。
顔をそむけるようにしてやめるまでとにかく無言をつらぬきます。
飼い主に遊んで欲しくて飛びついているので、飼い主が相手にしてくれないと分かると次第にやらないようになります。
あきらめてやめることが出来た時にほめるようにすると効果的です。
先にスワレを命じる
帰って飛びつく前にまず「スワレ」のコマンドを入れます。
スワレが出来たら、飼い主も一緒にかがんでヨシヨシと褒めてあげます。
飛びつくという行為ができないようにあらかじめ座らせてしまう方法です。
「スワレ」を徹底しておけば、散歩中にも使うことができます。
他の犬と散歩中にすれ違う時などにあらかじめ「スワレ」をさせておけば、飛びつくことをさせないで済みます。
ラブラドールレトリバーの飛びつきの危険性
ラブラドールのように大型犬の場合は体も大きく力もあるため小柄な人なら勢い余って倒されてしまいケガをして危険です。
飼い主に対して当たり前のように飛びつく癖がある犬は、飛びつくことを良いことと思っている可能性が高いのです。
このままでは知らない人に対しても飛びつくことをしてもおかしくありません。
飛びつく行為はいけないという認識に変えなくてはなりません。
飛びつきの危険性は主に散歩や外に出掛けたときに起こります。
飼い主が予想もしないところで起こってしまうことが多いのです。
- ネコや鳥など動くものに突然飛びつくことで車や自転車の事故に巻き込まれる
- よその散歩している小型犬に飛びかかってケガをさせてしまう
- 他の大型犬に飛びかかって喧嘩になってしまう
- お年寄りや子供に飛びかかりケガをさせてしまう
しつけが出来ていないと主にこのような危険性があります。
普段から飛びつきを許さないようにしておけば、外に出たときにも予想外の事故が起きることは極力減らすことができます。
散歩中に他の動物とトラブルになりそうな場面に遭遇した場合は、「スワレ」をさせて注意を飼い主に向けてその場をやりすごすことも可能です。
まずはしつけをしっかりと行い、その後社会性を身につけるためにも、色んな人や動物と触れ合える場を少しずつ設けてあげることも大事です。
犬も場数を踏むことで好奇心や恐怖心といったものがだんだんと薄れていき突発的な行動を取らずにいられるようになります。
まずは飼い主に飛びつく癖からやめさせましょう。