ラブラドールレトリバーのしつけの方法

ラブラドールレトリバーのしつけ方のコツについて解説します!

【ラブラドールレトリバー】噛むのをやめさせるしつけの方法

愛犬の甘噛みが全然治らなくて手を焼いていませんか?

ラブラドールレトリバーは子犬の時期によく甘噛みをします。

それはその昔、ラブラドールが獲物を運ぶ水猟犬だったなごりもあるからです。

犬にとっての噛むという行為は、人間で言うところの手の役割に近いものがあります。

なんでも口の中に入れるということは犬にとっては当たり前のことです。

しかし、なんでも目にしたものを噛んだり、人の手に噛みつく行動を続けていては、いつか大きな事故に繋がりかねません。

やはりそれには噛み癖をやめさせるしっかりとしたしつけが必要となります。

 

ラブラドールレトリバーの子犬が甘噛みする理由とは

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ラブラドールが子犬の時期はとにかく甘噛みするのが当たり前です。

噛むという行動は犬にとってなくてはならないもので、それはラブラドールに限らずどんな犬にもいえることです。

ではどうして子犬は甘噛みするのでしょう。

甘噛みというのは

子犬の甘噛みというのはじゃれたりかまって欲しかったりなど遊びの一種であり、犬にとってはコミュニケーションのひとつでもあります。

本気怒って噛んでいるものとは別のものであり、加減をして噛む行動を甘噛みと言います。

甘噛みする理由は

子犬は乳歯が抜けて歯が生え変わる時期に歯がかゆくなるといわれていて、それも甘噛みする理由と考えられます。

特にラブラドールレトリバーは名前のレトリバー(回収する)という由来でもある、その昔人間の狩を手伝って獲物を口に入れて運ぶ仕事をしていたため、遺伝的にも甘噛みする犬種となります。

噛むという行為は本能であり、これをほおっておけばその後もずっと噛むという習慣が続いていきます。

子犬の甘噛みはいつまで?自然となおる?

甘噛みするのは歯がむずがゆい子犬のうちだけで、成犬になればそのうち勝手に落ち着いてなくなるだろうと思われることが多いようです。

しかし、噛むという行動は犬の本能であり、噛むことはいけないことだと教えない限り犬は勝手にやめるということはありません

子犬のうちはまだ大丈夫と甘噛みを許してしまうと将来大変になります。

大型犬は子犬のうちからあっという間に体が大きくなります。

からだが小さいうちは甘噛みされてもまだそれほど大きな問題にはなりませんが、大きくなればそれだけ噛む力も強くなり甘噛みでもケガをします。

 

ラブラドールレトリバーの噛み癖をやめさせる方法

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甘噛みをする癖をやめさせないままで、本気で噛むようになったら一大事です。

人を噛むことはいけないこと、噛んでいいものと、噛んではいけないものがあるなどしっかり覚えさせるためのしつけをしていきましょう。

子犬の時期に徹底して甘噛みをやめさせる

とにかく噛む癖は早い段階にやめさせたほうがいいです。

まだ最初の悪い癖が付く前の子犬の時期から徹底的に教えていきましょう。

とはいえ、噛むという行動を完全にやめさせるのは子犬にとってもストレスになります。

子犬にとって噛むのは遊びや楽しみのひとつでストレス発散でもあります。

噛んでもいいおもちゃを与えて噛ませてあげるのはまったく問題ありません。

 

犬の噛み癖をしつけ直すためには

基本的な考え方はまず「噛むこと」はいけないと教えることです。

そのためにやることは

噛んだら ⇒ 叱る

噛まなかったら ⇒ 褒める

これを徹底して繰り返します。

 

そして何よりも飼い主とペットという主従関係をまず教えていく必要があります。

飼い主が上で、犬が下という関係が逆転している場合は、子犬が言うことを聞かなくなります。

子犬は成長段階で自分がリーダーになろうとしますので、飼い主が服従させることを叩き込まないと人間を下に見て身勝手な行動ばかり取るようになってしまうのです。

この信頼関係を築くためにも子犬の時期から毎日のしつけが大事になります。

 

噛んで欲しくないものを噛む

家の中で放し飼いにしていると、目に付いたものを噛んでしまうということがあります。

何かがあれば噛みたくなるのが犬の本能なので、まず最初は噛まれたら困るものを子犬が届くところや目に付くところに置かないことです。

キッチンなどに入っても危険なので、入れないように柵をするなどの予防も必要です。

それでも家の柱や、家具やゲージなどを噛んでしまうことがあるでしょう。

そんな時は噛むことそのものをやめさせる必要はないので、噛んでもいい犬用のグッズなどをいつも準備して子犬のそばに置いてあげましょう。

スリッパなど噛んで欲しくないものを噛んでいる場合は、それを無理に取り上げようとすると一緒に遊んでくれると勘違いしてますます興奮してしまいます。

代わりのおもちゃを与えて噛んではいけないものを教えます。

噛もうとする瞬間に近くに何か音の出る物を投げてやめさせるのも効果的です。

 

人の手を噛む

人の手や服を噛むということはやめさせなくてはいけません。

子犬にとって人の手というのは楽しいもので

手=おもちゃ 

という認識になってしまっています。

手はよしよしと可愛がってもらうときにも、一緒に遊んでじゃれあうときにも出てくる子犬にとっては噛みたくなる対象なのです。

噛むということは犬にとってとても楽しい行動なので、噛むことをそのまま放置していればますますエスカレートしていきます。

たとえ遊びでも噛むことはいけないことだと子犬に理解させることが大事です。

もし噛み付いてきたら、強く叱ってやめさせます。

噛まれた手を口に押し込んだり、鼻先を叩くことも効果的です。

叱らないで逃げてばかりいると、犬は自分のほうが上だと勘違いしてしまいますので

噛まれた瞬間に叱る癖をつけましょう。

噛まれた瞬間から無視をすることも効果的です。

子犬は遊びのつもりでやっていますので、噛むと遊んでもらえなくなるということを覚えさせることで噛むことをしなくなります。

噛む = 犬にとって不快な思いをさせる

そして逆に噛まないでいられたら褒めること。

 褒める、おやつをあげる、一緒に遊ぶなど

噛まない = 犬にとって快な思いをさせる

この状態を毎回続けることがしつけです。

 

ラブラドールレトリバーの噛みグセを悪化させるNG行動

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不快な思いをさせてるつもりが、犬にとっては楽しいことだと思ってしまっていることがあるので注意が必要です。

叱っているのに叱り方が甘いとかまってもらっていると思ったり、引っぱり合いなどしたら楽しく遊んでいると勘違いします。

この状態だといくらやっても噛むことをやめさせるのは無理です。

 

甘噛みした後にかまい続けているのもよくありません。

甘噛みしたらかまってもらえるという変な認識がついてしまうからです。

 

叱ることしかしないというのもよくありません。

叱った後はちゃんと褒める。

これをセットにしないで恐怖感ばかり植えつけてしまっては子犬は怯えるばかりです。

叱る時も褒める時も徹底的にやりそのバランスが大事です。


ラブラドールレトリバーに噛み癖があると危険なこと

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しっかりと噛む癖をやめさせるしつけが出来ていなかった場合は事故につながったりと危険な場合があります。

どんなときに噛むようになるのでしょうか。

 

  • 頭を撫でようとしたとき
  • おもちゃで遊んでいるとき
  • エサを食べているとき
  • 知らない人が来たとき
  • 犬同士の喧嘩をやめさせようとしたとき


興奮状態の犬は突然攻撃的になり人に対して噛み付いてくることがあります。

この行動に出る犬は、噛むということを放置していた期間が長いことが問題になります。

他人を傷付けたり大ケガをさせてしまってからでは取り返しがつきません。

早い段階で噛むことをやめさせるようにしつけをしましょう。

 

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