【ラブラドールレトリバー】性格が優しい犬種といわれる理由とは
大型犬はからだが大きいので中には恐く感じるという人もいるかもしれません。
しかし大型犬の中でもラブラドールレトリバーは性格的に優しい犬種とよく言われているので近寄りやすい方だと思います。
見た目の雰囲気もありますが、実際にラブラドールは優しいのでしょうか。
今回はラブラドールが優しい犬種といわれる理由を詳しく見ていきたいと思います。
ラブラドールレトリバーが優しい犬種といわれる理由とは
ラブラドールというと頭に浮かぶのが盲導犬じゃないでしょうか。
実際に日本で盲導犬になっている全体の9割以上の犬はラブラドールが占めています。
盲導犬は訓練によってなれるので、実際にはラブラドール以外の他の犬種でもなれます。
ですが、見た目の優しい雰囲気が周りに居る人々に受け入れられやすいということでラブラドールが主に選ばれるようになりました。
盲導犬が活躍する場面というのは、街中や電車の中など人が多くいる場所になります。
ジャーマンシェパードは盲導犬になった最初の犬種ですが、実際に電車の中で遭遇したら慣れていない人は少し恐怖を感じるかもしれません。
盲導犬の仕事をするということで考えると、小型犬ではやはり体格も体力も頼りないため中型犬以上が選ばれることとなります。
そんな理由もあって、訓練性も高いことから主にラブラドールが選ばれています。
ラブラドールの他にはゴールデンレトリバーやラブラドールとゴールデンのミックスも盲導犬として活躍しています。
見た目の優しい雰囲気がとてもよく似ているのが選ばれる理由なのだと思います。
ラブラドールが温和で賢いといわれる理由には、一番には盲導犬になれる素質があり、見た目が優しいことなどが大きな理由といえます。
ラブラドールレトリバーの特徴
ラブラドールレトリバーはその昔猟師の獲物の魚や鳥を回収して運ぶ仕事をしていました。
レトリバー=回収する
このような意味があります。
基本的に仕事などの与えられたことに没頭するのが好きな犬なので、盲導犬の仕事も苦労と思わずに楽しくできる性格のようです。
つまりラブラドールというのは人と一緒に居ることが大好きな犬です。
好奇心がとても強くて生まれ持った賢さもあります。
訓練さえしっかりすれば、とても穏やかで静かで忍耐強くいられるようにもなります。
しかし、どんなラブラドールでも成犬になれば盲導犬のような温和で賢い犬になると思ったら大間違いです。
ラブラドールを優しい犬に育てあげるには、子犬の頃からの厳しいしつけが絶対的に必要になるからです。
ラブラドールは本来とても遊び好きですし、すごくやんちゃな面があります。
頭の良さがもともとあるため、自分で状況判断して自分勝手に行動してしまいます。
ですのでしっかりと飼い主に服従させるためにはしつけが必須になります。
しつけがなされていないラブラドールは自分勝手にわがままやりたい放題になります。
他の人や犬に飛び掛かったり、噛んだり吠えたりすることもあります。
ラブラドールは力が非常に強いので暴れたら大人でも抑えることはとても困難です。
結局は飼い主次第ということになってきます。
やはり大型犬ですので、小型犬から見たら脅威ですし、もともと温厚な性格なのであったとしても犬は上下関係をとても気にするため自分が上に立とうとします。
ラブラドールレトリバーが優しい性格といわれるにはしっかりとした社会性を身に付けしつけがされたことで成り立っているといえます。
ラブラドールはしつけをとにかく徹底して行えば、持って生まれた才能をフルに発揮して素晴らしい犬として成長してくれます。
ラブラドールレトリバーの優しさはしつけ次第?
ラブラドールレトリバーは訓練次第で優しくなります。
ラブラドールは室内で飼われることが多いので、しつけができていない状態で飼うのは飼い主にとっても非常にストレスになります。
家の中で暴れまわったり、なんでもかじっては破壊されてしまいます。
散歩中は引っ張り放題で、まったく制御することができません。
ラブラドールの運動量はとても多いので毎日の散歩や運動は欠かせません。
制御ができない犬では飼い主がヘトヘトに疲れ果ててしまうでしょう。
子犬の頃はこのようなことがよくありますが、年を重ねることで徐々に落ち着いてくるようになってきます。
もし成犬になってもこのような状態が続いていくようであれば、しつけが不十分なため一度しっかりとした訓練士に調教してもらったほうがいいでしょう。
ラブラドールが本来持っているポテンシャルを引き出すためには、それなりの訓練が必要だということです。
その中には優しさも含まれています。
ラブラドールはとても優しくて穏やかで賢い犬種です。
将来的に一緒にまったりとした時間を過ごしたいのであれば飼い主の努力もすごく大事になります。